2010/01/26

『わたしは"無"』 -ステレオタイプの逆をいくへそ曲がりSF短編集

Efr01_3「アバター」のストーリーがあまりにも読めすぎてしまうものだっただけに、一見ありきたりな設定から意表を突く話へと突き進むSFはないものかとあれこれ思いを巡らせたとき、その最右翼として浮上したのが奇才エリック・フランク・ラッセルの短編集『わたしは”無”』でありました。絶対予想通りの結末にはしないぞという作者の熱い思いが伝わってくる(笑)傑作短編集であります。

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2010/01/14

「アバター」 -映画というより巨大な工業製品です。

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話題沸騰ということなので観てきました、「アバター」。もちろん3D版です。一部報道によりますと、その映像世界があまりにも素晴らしいので、現実社会とのギャップにげんなりして鬱状態に落ち込む人々が続出しているのだとか。はあ、そうですか(汗)。そんなこんなでストーリーには全く期待せず、どんな画が拝めるのかという一点の興味で足を運んだのですが・・・。

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2010/01/06

これぞ名画座の鑑!早稲田松竹、ただいま「2001年」上映中。

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ビデオやDVDの普及によってすっかり影の薄くなった二番館、通称名画座ですが、都内でも未だに頑張っているところが何館かあって、そのうちの一つが早稲田松竹であります。

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2009/10/30

すごい! 過去SF名作の優れたモチーフを総動員した上で、全く新しい世界を現出させたエヴァンゲリオン

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こちらウルトラマンになります(笑)。しかしこれって生物なんでしょうか。生き物だとしても、どう見たところでコスチュームをまとっているようにしか見えません。その上とてつもなく巨大であります。で、ウルトラマンが地球にやってきてからというもの、なぜか宇宙からさまざまな怪獣たちがひっきりなしにやってきては大暴れ。ウルトラマンはその成敗に多忙な日々を送るわけでありました。

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2009/10/02

エヴァンゲリヲンはウルトラマンの再来である、って常識ですか

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あのー、いろいろあって休んでましたが、それでもごく少数の方々のアクセスがあって、再開しました。で、エヴァンゲリヲンです。「スター・トレック」は結局試写会で観たきりで終わってしまいましたが、「エヴァンゲリヲン 破」の方は2回観てしまいました。
いやーすごいですね。なんというか、ギリシャ悲劇に迫るような、なんとも逃れようのない宿命を感じさせるとてつもないアニメでありますね。

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2009/05/16

観ました、映画「スター・トレック」。胸にこみ上げてくるものがありました。

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5月15日、ヤクルト・ホールで行われた映画「スター・トレック」の試写会に行って参りました。いまもなお放心中であります。

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2009/05/09

当たってしまいました、「スター・トレック」の試写会(嬉)

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クジ運の極端に悪いワタクシのこととて、どうせ当たらないだろうと思いつつも申し込んでみた「スター・トレック」に試写会にあたってしまいました。来週の金曜日ですね。万難を排しても見させていただきます。

アメリカでは5月8日に先行して封切られていますが、結構評判がいいんですね~。

I never like star trek b4 but this one sure change my perception! I love it! 5*****(スター・トレックは好きじゃなかったけど、考えを変えた! こりゃいい! 星5つ。)

This movie was awesome!!! I love the old Star Trek  movies and I love this one. Freaking good!(この映画はすごい!!! 今までのスター・トレック映画も好きだけどこれもいい。とにかくいい!)。

I just saw this. GREATEST MOVIE, IN THE PAST 10 YEARS.(ちょうど見終わった。ここ10年で最高の一本)

ちょっと大げさですけどね、やっぱり期待しちゃいます。人生のささやかな楽しみでありますね(笑)。

2009/04/28

エンタープライズ、こんどはこんな形になりました(笑)。 新作のタイトルは、ずばり「スター・トレック」。

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本国では5月8日、日本では29日に封切られるのが、トレッキーが首を長くして待っていたスター・トレックシリーズの最新作であります。なんといってもタイトルが真っ向勝負の「スター・トレック」ですからね、なんだかんだといっても、軽く期待してしまいます。

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2009/03/12

わが心のSF映画 その8 ギャラクシー☆クエスト

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「スタートレックIV 故郷への長い道」とくれば、次に登場するのはやはり「ギャラクシー・クエスト」でしょう。これは本当にぶったまげるような傑作。スタートレックのパロディなのですが、同時にスタートレックおよびその熱狂的なファン(トレッキー)への心からのオマージュにもなっているという素晴らしいSF(?)映画です。ディーン・パリソット監督1999年ドリームワークス作品。翌2000年にはSF界でもっとも権威あるヒューゴー賞も受賞しております。

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2009/03/09

わが心のSF映画 その7 スタートレックIV 故郷への長い道

Star_trek ワタクシはNTV「宇宙大作戦」のころからスタートレックは観てましたし、SFは好きですしスタートレックは嫌いではないので、オリジナルシリーズのDVDが発売されると聞くや予約までして買ったクチなのですが、未だに観終わっておりません(汗)。はっきりいってあんまり面白くないわけです。で、1977年からの映画シリーズもオリジナルキャストが出演している作品は全部観てますが、はっきりいってこちらの方もあんまり面白くありません(滝汗)。そんなスタートレックのなかで、これは面白いと自信をもってお勧めできるのが、映画版第4作となる「故郷への長い道(The Voyage Home)」(1986年)であります。

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