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2010/01/30

家庭では絶対うまく作れない? ビーフシチュー 

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ひさびさの料理ネタは直球勝負、ずばりビーフシチューであります。洋食屋さんのビーフシチューはそれはそれは手間をかけて作られていますから、手を出さないほうが無難なのもこの料理。難攻不落を極めるこのビーフシチューに、このたび堂々と挑戦であります。

挑戦のきっかけとなったのは、ひさびさに買った「ダンチュウ」に掲載されていたレシピ。牛肉の赤ワイン煮込みがベースになっているこのレシピでは、なんと水は一滴も入らず、デミグラスソースも使いません。これなら作れるような気がしたわけです。

■こう作りました

これが全材料です。

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牛肉は和牛モモ肉が指定されていますが、節約のため(汗)オージービーフのバラ肉もまぜました。合わせて600g弱。酒類を大量に使うのが財布にはつらいところです。ブランデー、ドライベルモット(白)。赤ワイン。ワインは1本まるごと使います。写真に撮るのを忘れましたが、フォンドボーの缶詰も使います。これも結構高くて一缶700円弱しました(涙)。

野菜をさいの目に切ります。タマネギ、セロリ、ニンジン各1/2個くらい。ニンニクは丸ごと1塊を上下に切る。

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肉はたっぷり塩コショウしてから、小麦粉をまぶします。塩コショウは「雪のように」振るのがポイントだそうですので、そうしました。

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サラダ油をひいたフライパンで肉を焼きます。側面まで丁寧に焼き色を付ける。

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肉を取り出したら、ニンニクを炒めて・・・

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その上から野菜をドバッと投入。軽く塩を振って炒めます。

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野菜が炒まったら、先に取り出していた肉とともに煮込み用鍋に移します。

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フライパンには赤ワイン600ccを投入して残ったうま味を溶かし込むように煮詰める。火が出ますので注意(汗)。

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煮詰めたワインを煮込み鍋に投入。ちょっと少ないんじゃないでしょうか(汗)。

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そこで余っていたワインを全部投入することに(汗)。

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パセリ一枝、ローリエを入れて蓋をし、極とろ火で4時間煮ます。煮立ちすぎないように注意。泡がプクリプクリといった感じでいいらしいです。ウチでは一番小さいレンジで火が消えないぎりぎりのとろ火にしました。

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4時間経ちました(笑)。鍋の中はかなりおどろおどろしいことになっております。

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このまま一晩寝かせる。こうするとソースが肉に染みこんでジューシーな仕上がりになるのだそうだ。「ダンチュウ」には冷蔵庫に入れろと指定されてますが、そんなでかい冷蔵庫なんてあるわけないので、そのまま放置しました。

翌日の夕方。こうなってました(汗)。表面に固まった脂を取る。

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肉を取り出して・・・

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「鍋に残ったソースを濾す」ってんですが、煮崩れた野菜をどこまで濾し入れればいいのかよく分かりません。漉し器なんてないからザルでやってます(滝汗)。

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濾しとられたソース。黄土色してますね(汗)。

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仕上げに入ります。レシピでは蜂蜜が指定されてますが、そんなもんないのでカラメルを作ります。大さじ二杯の砂糖をフライパンで煎るとあっという間です。

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仕上げ用の鍋に入れたら・・・一瞬にして固まりました。当たり前ですね(汗)。

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フォン・ド・ボーの缶詰半分を入れます。これは初めて使いましたが、ちょっと濃いめのコンソメスープという感じ。透き通ってますね。

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ベルモット200cc・・・。

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ブランデーも200cc・・・。

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で、赤ワイン120ccを入れて煮詰めます。使うワインは2本目に突入です(汗)。

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濾したソースも火にかけてアクを丁寧にすくいます。とってもとっても出てきますね(汗)。

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アクをとったソースを酒を煮詰めた鍋にあけて1/3位まで煮詰めます。

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水に溶いたコーンスターチ(はないので片栗粉と小麦粉を合わせたもの)を入れてとろみをつけて・・・

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バター・・・

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電子レンジで温めた肉を戻してなじませます。

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で、皿に盛ると・・・、できました(嬉)。

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■ごちそうさまでした

旨かったです。最高でした。ただドミグラスソースを使ってませんから、洋食屋さんのビーフシチューとは違う料理ですね。そんなに難しくないですから、これなら定番レシピにしてもいいと思いました。ただちょっと酸味が強かった。カラメルはこの倍の分量にしてもいいような気がします。それから和牛とオージービーフの違いはかなりはっきり出ますね。「ダンチュウ」のレシピ通り、ここまで作るなら和牛100%を奢るべきだと痛感いたしました(汗)。

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