エンタープライズ、こんどはこんな形になりました(笑)。 新作のタイトルは、ずばり「スター・トレック」。
本国では5月8日、日本では29日に封切られるのが、トレッキーが首を長くして待っていたスター・トレックシリーズの最新作であります。なんといってもタイトルが真っ向勝負の「スター・トレック」ですからね、なんだかんだといっても、軽く期待してしまいます。
思いっきり振りかぶって「スター・トレック」とやったわけですが、これは「バットマン・ビギンズ」のような「そもそもの成り立ちにさかのぼる」系のお話でありますね。わかります(笑)。
とはいっても、もう40年も続いているシリーズのことでありますから、「そもそも」のお話はすでに作られていて、その一つは人類がようやくワープ航法を発明した頃を描いた「ファースト・コンタクト」であります。しかしピカード船長時代、ネクスト・ジェネレーションのエピソードで、せっかくの着想は台無しになってしまいました(涙)。
もう一つがオリジナルシリーズから100年前に時代設定したテレビシリーズ「スター・トレック エンタープライズ」でありましたが、視聴率はさっぱり上がらず大苦戦の末に打ち切りになったそうです(すみません、観てません)。
そこで! それならオリジナルシリーズのカークやらスポックやらの若かりし頃を舞台にすればいいんじゃないか、というのがこの「スター・トレック」であるわけです。なるほどですね、こりゃあ確かに名案ですね、盲点だったというか。オリジナル・シリーズのクルーを一気に若返らせることに成功したわけです。これだけ若返らせれば、あと30年はいけるでしょう(笑)。
どんな話かといいいますと(もちろんまだ観てないんでトレーラーからの推測ですが)、父親は自分が生まれる前に事故死し、自分が何者かさっぱり分からない荒くれた不良少年がおりました。彼の名はジェイムズ・T・カーク。少年時代から無鉄砲なことばかりやって補導歴が積み重なっております。
彼が二十歳になったころ(多分)、例によって酒場で乱闘騒ぎを引き起こしていた彼の前に、スター・フリート(宇宙艦隊)のお偉いさんが突然姿をみせて、「君が何者か知って、仰天した」と告げる。聞けばカークの父親はスター・シップの艦長だったと。で、艦長に就任してこれから出発しようとした時になにか事故が起きて(たぶん)、彼一人犠牲となって、800人の乗組員の命を救った英雄的人物であったと。
語り終えたお偉いさんは若きカークに重々しく告げるわけです。「君は平凡な生活に耐えられる人間ではない。そういう血筋なのだ。宇宙艦隊に志願したまえ。それが君の宿命なのだ」
ま、ちょっとスター・ウォーズ風、サーガ風ではありますが、なにはともあれ、訓練やらなにやら、スポックやらマッコイやらと巡り会っていろいろ摩擦もあって、冒険やらなにやらがあってやがて3人は固い絆で結ばれて、めでたしめでたし。という話なんだと思いますけど、どうでしょう? それでもやっぱり楽しみです。観に行っちゃいます(汗)。
はい、これが若きスポック。レナード・ニモイに似てますね、いいキャスティングだと思います。メイクすれば誰でもスポックになれるという見本かもしれません。
ウラ中尉が士官候補生だったころ。萌えますね~。
で、カークとマッコイ。マッコイはばっちりはまってるんですけど、カークがねえ。ほんと、これじゃあただの荒くれの兄ちゃんみたいですがどうでしょう。
顔にアザがありますし、一人私服ですから、酒場での乱闘のあと、お偉いさんに「どうだ、フリートに入れば、この座に座れるんだぞ」と説得されていて、「こいつで大丈夫だろうか」とマッコイが思案している、といった図でありましょうか・・・。
ワタクシはまだ観ぬ本作最大の見所をずばり断言してしまいましょう。建造なったエンタープライズ号出航の瞬間であります。なんと、この映画では決して着陸できないスター・シップを地上で作ってることになってます(驚笑)。いいんでしょうかね、こんな設定にしちゃって。他のシリーズと整合がとれないような気がしますが(笑)。でもどんな映像処理されるか、楽しみです。
この「スター・トレック」、本来は2008年のクリスマスシーズンに公開される予定でしたが、あまりにもヒットが期待できそうな内容だったために、夏シーズンに回したのだとか。ホンマかいなと思いますが、どんな出来映えのものでもそれなりに楽しむのがファン気質というもの。傑作であろうとなかろうと、たとえとんでもない駄作であろうとも、待ってますよ~「スター・トレック」。
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