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2009/03/09

わが心のSF映画 その7 スタートレックIV 故郷への長い道

Star_trek ワタクシはNTV「宇宙大作戦」のころからスタートレックは観てましたし、SFは好きですしスタートレックは嫌いではないので、オリジナルシリーズのDVDが発売されると聞くや予約までして買ったクチなのですが、未だに観終わっておりません(汗)。はっきりいってあんまり面白くないわけです。で、1977年からの映画シリーズもオリジナルキャストが出演している作品は全部観てますが、はっきりいってこちらの方もあんまり面白くありません(滝汗)。そんなスタートレックのなかで、これは面白いと自信をもってお勧めできるのが、映画版第4作となる「故郷への長い道(The Voyage Home)」(1986年)であります。

設定そのものは映画シリーズの第1作からずーっと続いておりまして、これだけ観ると最初の20分くらいは訳がわからないのですが、わからなくても別に問題ありません。ストーリーをかいつまんでまとめますと・・・

Okok 23世紀のある日、宇宙の彼方からどこの星のものとも分からない巨大な探索宇宙船が太陽系に飛来します。で、この探索機、誰かと交信したいらしく、謎の怪電波を発し続けながら地球に接近していくのですが、この電波のお陰で行き過ぎるスターシップやらスペースポートやらのエネルギーが中和されて、どんどん停電状態になっていってしまいます。どうしてそんなことが起こるのでしょうか。その科学的説明は一切されておりません(笑)。

探索機に悪意はないのです。ただ何かと交信したいらしいのです。またなぜか探索機は海に強い執着があるらしく、その関係で海水まで蒸発しはじめて、地球はもう壊滅寸前の状態に追い込まれていきます。

そんな折も折、前作でエンタープライズを破壊され、強奪した仇敵クリンゴンのバトルシップで地球に向かっていたカーク提督以下スタートレックの顔ぶれは、この探索機はすでに23世紀には絶滅しているザトウクジラからの返事を待っていること、探索機の電波を止めるためにはザトウクジラを海に放って探索機と会話させるしかないことを突き止めます。

といって、もうザトウクジラは絶滅しております。しかしスタートレックの世界には、こうやって突っ込めば(多少危険ではあるものの)タイム・ワープできるという、まことに便利なタイム・ワープ軌道というのがあるんですねー。

で、地球を救うために、ザトウクジラを捕獲するために過去へと飛行した彼らが辿り着いたのが、映画公開当時と同じ1986年前後のサンフランシスコだったわけであります(笑)。

で、過去の地球の習慣に面食らいながらも、クルーはザトウクジラを見つける組、鯨を運ぶための水槽を手配する組、エネルギー補給のために原子力艦船に忍び込む組の3手にわかれて、それぞれ冒険喜劇を繰り広げるわけでありました。

All_2 あやうくクルマにひかれかけて、ぶったまげるカーク提督とスポック。






(懐かしの68K Macに向かって)マウスをマイクと勘違いして、「おいコンピュータ」と話しかけるスコッティ。



「提督、原子力艦船を見つけたんですが・・・艦名がエンタープライズです」






ザトウクジラを守るために、ステルス状態からいきなり姿を見せて捕鯨船を威嚇するクリンゴンのバトルシップ。




捕鯨が悪であると一方的に断じられているのは、捕鯨国日本としてはどうかなと思うところもありますが、まあ、全編がトレッキーのためのファンサービスのような映画です。メガホンをとったのはスポック役を演じるレナード・ニモイですから勘所をはずしません。たしか興行成績も、スタートレックシリーズの中で一番よかったと記憶しています。

ご用とお急ぎでないかたは是非ご覧ください。最後にはおきまりの素敵なエンディングが待っておりますよ(笑)。

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コメント

ST IIIとST IVを検索していてお邪魔しました。
僕も、劇場版はVII以外すべて劇場で観ましたが、IVがいちばん好きです。
ファンへのサービスが随所にちりばめてありますよね。
DVD持っているので、また観たくなりました。

VIIは、友人が米国で買ってきてくれたVHSを観ました。日本語字幕がないので困りましたけど。

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