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2009/01/14

バカ売れ間違いなし。それでも広告を打つ目的は?

Imgp0004_2 いやー、今年に入ってからの広告は実にパッとしませんな。エビスやプレミアム・モルツ等ビールなどの小物広告なんかが幅をきかせてます。永ちゃんに「愛飲御礼」といわれてもね。

これまでのところ本年露出度No.1の座についているのは、円高ウハウハで広告を打ちまくったH.I.Sなど旅行関係でありましょう。あんなお下品なチラシ広告を目にすると、ワタクシなんざ死ぬまでパック旅行なんかしてやるものかと思いますが、それでもやっぱり効果はあるんでしょうね。

2009年に入ってからというもの、新宿西口改札付近は広告的には静かだったのでありますが、この沈黙を破ったのがソニー、それもノートパソコンVAIOの新型、Type Pでありました。このType P、電車の壁貼り広告も始まりましたね。

Imgp0003 VAIO Type Pね。ぶっちゃけていって今一番注目を集めているノートブックPCでしょうね。なんといっても小さい。そのうえ、いまいち使いにくそうなNetbookとはプロポーションが根本的に違って、「ダイレクトメールの封筒(長形3号)とほぼ同じ」だという横長のコンパクトなボディに打ちやすいキーボードを組み合わせ、しかも横長のディスプレイは1600×768ピクセルという高解像度。

これで重さは500ミリリットル入りペットボトル1本+αだという634gで、お値段も10万切ってるとなれば、鼻血が出た人は多いでしょうね。2ちゃんなんかでは凄い勢いでレスがついていっておりますね。幸いにして私は鼻血は出ませんでしたが。

このType P、どう考えてみても売れるに違いないわけです。バカ売れ間違いなしなわけです。で、これほど斬新で成功間違いなしだという製品の場合、一体どのような広告戦略を立てるのが正しいのか、なかなか難しい問題があると思うわけなんですね。

広告なんて一切打たなくても売れるんだったら、いっそ広告しないという手もあるんじゃないかなーという気もするわけです。

去年の5月、HP 2133がコンパクトで高品質なボディにネットブックを上回るスペックを詰め込んで発売されたとき、こればかりはワタクシもたまらず秋葉原に実物を触りにいったりしましたが、HPはこれだけ注目を集めた2133について、広告で大々的に告知するようなことは一切ありませんでした。

発売開始とともに品切れ状態が続いて、広告したくても出来なかったということなのかも知れせんし、安物ばかり売れても困るということだったのかも知れません。いずれにしてもバカ売れ間違いなしという注目製品を広告的に完全にオミットするとは、HPもなかなかやるじゃないの、と思ったものでした。

どうなんでしょうね、Type P。ここまで広告するというのなら、発売前に何十万台も作り溜めていて、ネットブックのマーケットを一気にさらおうとしてるのでしょうか。年末商戦でブラビアもブルーレイも大して売れず、円高の影響をもろに被って14年ぶりに営業赤字に転落すること確実なソニーにとって、VAIO、なかでもこのType Pは唯一明るい話題を振りまくブランドなのかも知れません。

Imgp0009_2VAIO Type P、バカ売れ間違いなしなのに広告展開までして、発売直後に品切れなんか起こした日には、鼻血を垂れ流しながら発売を心待ちにしているいるおじさんたちは許してくれませんよ。

発売日は1月16日だそうです。何が起こるかとくと拝見するといたしましょう(笑)。

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