ロールキャベツ たいめいけん風(?)
料理の本はあまり持っていませんし読んでもいませんが、以前よく見ていたものの1冊が東京日本橋の老舗洋食屋たいめいけんの前主人、茂木雅章氏による「洋食やのコツ」というムックであります。この本に載っているレシピを見ながらブイヨンをとってみたりビーフシチューを作ってみたり、ずいぶんやりました。今となってはあまり見る機会がないのですが、しかしロールキャベツを作るときだけは、ちらりと見たりします。肉何グラムでロールキャベツ何個、という方程式を憶えていないためです。
牛挽肉300gで8個、とありますね。そうでしたそうでした、そんなもんでした(汗)。たいめいけんにもいったことがないので、このレシピがたいめいけん流ロールキャベツそのものなのかどうかわかりませんが、トマト味であることと、ロールキャベツを煮込むスープにも野菜やベーコンがたっぷり入った具だくさんであることが特徴です。
というわけで、たいめいけんの前主人、茂木雅章氏レシピによるロールキャベツを作ることにいたしましょう。
■こう作りました
材料はざっとこれだけ。野菜を沢山使いますね。健康的です。用意した牛挽肉は約250g。ロールキャベツ7個くらいといったところでしょうか。
タマネギ。レシピの分量からははずれますが、1/4個ほどを・・・
みじん切りにします。具(ん、フィリングか)に混ぜ込む分です。
タマネギはバターで炒めて・・・
冷ましておきます。
次、スープと一緒に煮る野菜。セロリ、トマト、ニンジン、タマネギ・・・
それぞれ1/2弱をみじんに切ります。
ここらで大鍋にたっぷりの水を入れて、火にかけときます。
タネ(フィリング)の準備。炒めたタマネギに卵、パン粉、小麦粉少々。
軽く混ぜ合わせて・・・
全量の挽肉をドバッと投入して軽く塩コショウしてから・・・
よく練ります。練りますが肉汁ドバッのハンバーグを作ろうとするときほど神経質なルールはありません。適当で大丈夫。
こんなもんか・・・。
一応個数分に分けておきましょう。
キャベツ登場。
大家族の家庭では、芯をくり抜いて丸ごと茹でたりするらしいですが、ウチでは一枚ずつ外側から剥いでいきます。
7枚剥ぐとこうなりました。2/3位使った見当でしょうか。
煮え立つお湯に投入。
なかなか入りませんね(汗)。
5分ほど茹でたらザルに上げます。茹でたらないよりは茹で過ぎくらいの方があとあと楽です。
さて、ここまで来たら用意した別鍋の底にベーコンを敷き詰めます。はい、実は別鍋ではありません。キャベツを煮たのと同じ鍋であります(汗)。このベーコンの模様、なんか不気味ですね。
で、さきほど刻んでおいたセロリ、タマネギ、トマト、ニンジンを敷き詰めます。
いよいよキャベツ巻きに入る。立派な一枚であります。
肉を置いて・・・
巻いていきますが、片側(ここでは右端)は早めに折り込んでしまいます。
当然反対側はフリーというか開いてます。
長すぎる端っこを切ってから・・・
残る端っこを押し込む。これは本当は両手作業ですが、写真を撮る関係で(以下略)。
できました。うまく巻ければこれだけで煮くずれしません。
鍋に並べた状態。7つのつもりでしたが諸般の事情で6つになりました(汗)。
ロールキャベツ間の隙間に切り落としたキャベツの切れ端やらを押し込んで固定します。
小鍋に沸かしたお湯500ccほどにコンソメ顆粒を適量入れます。こうしておくとコンソメを直接振り入れるよりも味がよくなります。
トマトペーストの小袋3袋を投入。トマトピューレでもいいのですが、1ビン使い切れないので、ウチではペーストを使ってます。味の違いはわかりません(汗)。
煮立ったらトマトのアクを掬って・・・
ロールキャベツの鍋にドパっと投入。
ちょっとスープが不足しました(滝汗)。
やむを得ず白湯を追加(涙)。
コンソメも直接振り入れて追加(号泣)。
ここで点火。しばらく中火で加熱します。沸いてきたら・・・
アルミホイルで落としぶたをして・・・
さらに蓋をして40分ほどトロ火で煮ます。
で、40分後です。できました(嬉)。
旨そうです。
盛りつけます。
ではいただきます。
■ごちそうさまでした
ふつうに旨かったです。ちょっとスープの分量でアクシデントはありましたが、結果に問題ありません。あと2個残ってますから、明日の夜は各1個ずつ+αの夕食ということになりましょう。たいめいけんのロールキャベツってこれと同じようなものなんでしょうかね。一度食べてみたいものです。あとこの料理も、やっぱり海苔の佃煮がよく合います(笑)。
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