やっぱり野郎どもばかりだったのね
ウチにある唯一の日立製家電製品がこれ。MRO-X6型オーブンレンジである。レンジは結構使用頻度が高いと思うが、使い勝手はどれもそう変わらないと思いがち。ところが全く違うのですね。ワタクシはここ5年間、このレンジにムカツキまくっているのです。
機能やらボタンの配置やらに文句はありません。子細に比較すればもっといいレンジは沢山あると思うけど、ワタクシにはそんなことはドーでもいいのです。ワタクシが問題にしているのは、このレンジが発する人の神経を逆なでするような各種の操作音なのである。
加熱スタートのときのチャイムは許せるが、終わった時に発する音はこれ。アホかと思いますな。しかしこれも許そう。作った奴のセンスが悪いということで大目に見よう。
しかし本当にムカツクのは、加熱終了後60秒たっても中のものを取り出さないでいるときに発せられる警告音である。まあ聴いてやってください。
意味からいえばこのとおりであることは認めます。確かに私はレンジで何かを加熱していたことを忘れてました。私が悪うございました。しかしだよ、たかがレンジに誰何されるというか、「おまえは忘れてるぞ、アホ」とここまで高圧的かつ感じ悪く指摘されなければならないいわれはない。
操作者の気分を損なうことなく、その操作に誤りがあることを音で伝えるというのは、なかなか難しいことではあるだろう。しかしWindowsもMacもそこら辺のことはよく考えて作ってあるじゃないか。おいコラ日立、もう少しどうにかならなかったのか。
1ついえることは、このレンジの設計者は自らは決して台所に立たず調理もせず、レンジすらほとんど使ったことがない人間であるに違いないということである。自分で使ってみれば、この警告音が著しく不快なことにすぐに気付いたはずだからだ。
日立の生活家電が、自身ではほとんど家事を行ったことがない男どもによって作られていることはほとんど確実である。パナソニックと東芝を比較した場合、東芝にもややそういった傾向は感じられるが、それでも日立ほどではない。ホント、日立様は原発でもお作り頂いていればよろしいのではないでしょうか。
ところがパナソニック・東芝戦争に煽られたのか、日立も生活家電の広告を新趣向で展開し始めた。それがなんと「男の家事検定」というシリーズなのでありますね(笑)。
まさかここまでとは思わなかったナー。参りました。しかし定年やらリストラやらで家にいる時間が多くなった熟年男性層がいきなり家事をやるとは思えないのだがね。ドーなんだろ。マーケット・リサーチを踏まえた上でやっているのならいいのだが。
ところでこの広告、よく読んでみると結構笑えることが大まじめに書いてありますな。このたびの「男の家事検定」は掃除機編なのであるが、日立の最新型掃除機は微細なチリまでキャッチして逃がさないために「これだけきれいになると、頻繁に掃除する必要もなくなり、掃除回数を減らすことでの省エネ効果」が期待できるというのであります。
あのね日立さん、掃除回数はその部屋にチリがどれだけ持ち込まれるかということに依存しているのであって、微細なチリの捕獲率とは関係ないと思うんですけど。それとも日立さんはクリーンルームにお住まいだとでもいうのでしょうか(笑)。
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