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2008/11/08

これが究極!? 家庭でできる旨い焼きそば

20081108_1254_077 週末の昼食は焼きそばでありました。どうしてかというと鶏そぼろ丼で使ったベニショウガが大量に余っているからである。焼きそばはフライパンにこびりついたり麺がよく炒まらなかったりして、上手く作るのは案外難しい料理なのだが、ワタクシは家庭における焼きそばの究極の作り方を体得しているので楽勝である(汗)。

旨い焼きそばを作ろうと思えば麺をよく炒めなければならない。もう忘れたがテレビかどこかでそう知ったワタクシは、それ以来焼きそばはWフライパン方式で調理してきた。

Wフライパン方式とは、火力の弱い家庭用のコンロでどうすればシャキッとした美味しい野菜炒めができるか悩み続けてきたワタクシが野菜炒めのために編み出した方法であり、平たくいってフライパン2つを同時に使って野菜炒めを作るというものである。こうすると単純に考えても火力は2倍となって、以来ウチではいつでもシャキシャキとした野菜炒めを楽しむことが出来るようになった。

焼きそばにおけるWフライパン方式は、火力の弱さを補うというよりも野菜や肉とは別に麺だけをよく炒めるための方式である。縁日でテキヤのねーちゃんが鉄板焼きそばを作るのを見ていると、麺は麺だけで炒め、あらかじめ炒めてよけてあったキャベツや豚肉と最後に合わせることが多いが、あの方式に習ったわけだ。

長くWフライパン方式で作る焼きそばに満足していたワタクシであったが、最近「ためしてガッテン」を見て、そこで紹介されている焼きそばの作り方にちょっとした衝撃を受けた。「ためしてガッテン」方式では麺を「蒸気で蒸す」という点が重視されていたのだ。蒸されることで麺がモチモチとした食感になるというのである(「ガッテン」方式では麺を焦がす点も重視されているが、長くなるので気になる方はあちらのサイトを見てください)。

で、早速「ガッテン」方式で作ってみたが、大して旨くなかった。具材はあまり入れられないし、焼きそば特有の豪快なダイナミズムが失われたナヨナヨとした味なのである。しかし麺のモチモチ感が増していることは事実で、この麺と比べると麺を油で入念に炒めるWフライパン方式は麺が油っぽくなり過ぎており、モチモチ度が不足している感じも否めない。

とすればこの2つの方式を組み合わせたらいいのではないか。そのようにして家庭における究極の焼きそばが生まれたのでありました。

■こう作りました

今回使用する焼きそばはこれ。賞味期限切れ寸前の特売品である。銘柄にこだわりはないがモチモチした食感を出すため太麺タイプを選ぶ。

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豚汁に使った残りの半かけのバラ肉を解凍し、新しく買い足したバラ肉少々を追加。

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バラ肉は細かく切る。定番のピーマン、タマネギと・・・

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モヤシとキャベツ。モヤシは焼きそばではあまり効いてこないのでなくてもいいかも知れない。以上で具材の準備は終わり。やかんで湯を沸かしておく。

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究極の作り方はここから始まる(汗)。ソースはそのまま小皿において熱湯をかけて暖めておく。

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深皿に麺をあけて、熱湯少々(恐らくは30ccほど)をかける。ここで麺をほぐす必要は全くなく、四角いまんまでOKだ。実はウチには適当な深皿がないのでどうしてもはみ出してしまうのだが気にしない(汗)。

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ラップをかける。麺がはみ出しているが気にしない(汗)。

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ラップかけは、このあと発生する蒸気で麺が上手く蒸されるように入念に行うのがポイント。ラップをかけたら電子レンジで加熱。加熱時間はレンジまかせでOKだが、ウチのレンジでは加熱時間は2分か3分だ。

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麺を電子レンジにかけたら、中華鍋(実は天ぷら揚げ鍋)とフライパンにサラダ油をひいて火にかける。中華鍋は強火全開、麺を炒めるフライパンは、まだ数分の猶予があるため弱火から中火で余熱。

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ここからは一気呵成、数分間の勝負である。いくぜベイベー。まず豚肉を投入。

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豚肉にあらかた火が通ったら、タマネギ、ピーマンを投入。

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タマネギとピーマンが油でコーティングされてしんなりしてきたら、キャベツとモヤシを投入。

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強火全開で炒める、炒める。

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ごく軽く塩コショウしておく。

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ここで電子レンジのチャイムが。麺が蒸し上がった。

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急げ、急げ! ラップをめくるとムォーと湯気が立つはずだ。

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火力全開にしたフライパンに麺を投入するが、中華鍋の火加減にも注意。野菜が炒め終わっていれば中華鍋は弱火にして余熱モードに。

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麺を炒めるがすぐにほぐれる。ものの10秒だ。

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ソースを投入。

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ソースは全体になじませる。フライパンに焦げ付きそうになったら、すかさずお玉で麺を引きはがす。これはテフロン加工のフライパンでは本当はいけないんだけど、ウチのはくたびれているのでもう気にしてない。

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ソースが麺全体になじんだら中華鍋の野菜をフライパンにドバッと投入。

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2,3回フライパンをふって全体を混ぜる。フライパンを振っているところを撮影するのは不可能でありました。

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麺と合わせると野菜は急激に萎縮し始めるので、すぐに盛りつける。

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中華鍋(実は天ぷら揚げ鍋)に焦げ付きはない。フライパンはわずかに焦げ付いた(涙)。

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それではいただきます。

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■ごちそうさまでした

あらためて作ってみたが、モチモチした食感もあり、豪快に火を通した感じもあってやっぱり旨い。新宿の某有名書店地下に最近オープンした焼きそば専門店のものよりもこちらの方が全然美味しい。この作り方が一般家庭での究極ではないかな。いつでも勝負は受けてやるぞ「ためしてガッテン」。


 

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